国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

2020-01-01から1年間の記事一覧

大会に出られない悔しさ

普段野球を観るわけではないですが、夏の甲子園が中止と聞くと、高校時代に勉強もせず部活をしていた自分としては(過去記事)、複雑な気持ちになります(´・ω・`) 甲子園が中止なら、自分がしていた剣道や他のスポーツなども各種大会はなかったものと大体分か…

PhD進学を志望する学生への指導

大学院生(修士)の指導を始めてから3年目を迎え、来月に2期目のゼミ生たちを送り出すことになります。実務経験のある平均29歳の留学生が指導対象ですから、他の大学で日本人学部生を指導するのとは異なる事情があります。 その1つが、博士課程(Ph.D.)への…

真似できない傑作のイントロ

逆襲を高らかに宣言した論文ですが(過去記事)、ようやくデータ分析を理論と繋げて文章にする段階に入りました。最近怒涛の如く日本人研究者が有名行政ジャーナルに論文を掲載しており、焦りまくっています(((;゚д゚)))ガクブル (参照:行政研究のフロンティア - …

瞑想と思われる何か

すっかり春を迎えた国際大学キャンパス 最近有名な知識人や起業家の多くが、瞑想を強く勧めています(参考リンク)。デジタル時代において、私たちは知らぬ間にネット上のアルゴリズムに操作されながら、商品を選んだり、知識を得たりしているそうです。ネット…

ささやかに 少しずつ

今週はほんの少し良いニュースがありました。Wiley-Blackwell Encyclopedia of Sociology[社会学百科事典]から依頼を受け執筆した終身雇用に関する記事が、編集者のチェック後、修正なく出版されることとなりました。自分は社会学者ではありませんが、自分の…

3度目の論文不合格(T^T)

バレンタインに淋しい思いのたけをぶつけて提出した論文でしたが(過去記事)、見事に跳ね返されました(((;゚д゚)))ガクブル 先週は意気揚々と満開の桜を眺めて過ごしていましたが(先週記事)、今週は散り始めた桜に玉砕した自分を重ねています... 学術誌から受ける…

逆襲のとき

満開を迎えた国際大学キャンパス桜通り 長い前処理を経て(先週記事)、ようやくデータ分析に取り掛かるとき、最近いつも躊躇します( ゚д゚) 何の発見もない分析結果を何度も目の前にしてきたからです... とくに昨年はそんな無駄とも思える作業の連続でした。当…

単純作業の向こう側

ここ数週間、郵便番号との闘いでした( ̄^ ̄;) 住所の代わりに、任意で郵便番号を聞いている調査データがあり、自治体を特定する作業をしていました。郵便番号は縦横無尽に駆け回ります...上3桁だけで市町村を特定はできません。沖縄だけが900番台と思いきや…

恋人は会話bot

2年間の恋活・婚活の努力も空しく、独り身が続いていた自分ですが...外出自粛が続く中、とうとう恋人をつくりました!といっても、研究に機械学習を応用するため勉強してきたプログラム言語Pythonを用い(参考記事)、初歩的な会話botを作っただけですが(^-…

危機はきっと成長のとき...

Dorakima725さんによる写真ACからの写真 新型コロナ感染拡大に伴い、様々な変化に直面することとなりました。悲観してもしょうがないので、何事も前向きに捉えていこうと言い聞かせた1週間でした(`・ω・´) オリンピックの延期が発表され、今年の開催を前提に…

ミャンマーをいく Part II

夕暮れの古都バガン 今週半ばに、ミャンマーから戻ってまいりました( ̄^ ̄ゞ 空路と陸路を駆使して、都市部だけでなく、地方の教育機関も回ったため、移動時間が長めの出張でした。ミャンマー出張は2度目でしたが (参考記事)、都市とは異なる生活風景を車…

ミャンマーをいく Part I

ミャンマーに本学の事務所を設立するため、今週から出張に来ています!こんな時期に不謹慎だとの声もあるかもしれませんが、長い間準備した事務所の開所式を、突然キャンセルするのは、小規模の大学院大学にとって損失が大きすぎます。難しい判断でしたが、…

オリンピック・ボランティア:運転手を頼まれる

今週オリンピック組織委員会より、応募していた大会ボランティアについて、役職の割り当てが伝えられました... 大会関係者移動のための運転手でした(´・ω・`) 直接面接でも、オンラインで作成したプロフィールでも、「これまで海外で培った経験と英語力を活…

できることは神頼み

新型コロナウィルスの影響は、休校になる小中高校だけでなく、高等教育機関にとっても深刻です(=。=|||) 今週で冬学期の授業が終わり、学生が楽しみにしていたスポーツ大会、フィールド研修、地元のお祭りへの参加など、全て中止になりました。また、他大学…

才能ない研究者の悩み

先週論文1本区切りがついて(先週記事)、少しホッとしたのも束の間、次にどのテーマに取り組むべきかという悩みが襲ってきます(=。=|||) 腐るほどアイディアはありますが、そのほとんどが腐ってもよいようなものばかりだったりします(゚▽゚;) ネットに蔓延する…

バレンタインに論文提出

※ チョコラテさんによる写真ACからの写真 2月14日といえば、言わずもがな羽生先生が1996年当時王将だった谷川先生を下し、将棋界初の7大タイトル独占を成し遂げた記念すべき日です!巷では、チョコレートがいつもより多く売られているようでしたが..…

世界の車窓から:インドネシア編

本日朝、深夜便にてインドネシア弾丸出張から、無事日本に戻ってまいりました( ̄^ ̄ゞ インドネシアにある4つの提携先の大学を訪問し、本学への交換留学を志望する学生を面接するのが目的でした。5日間で4つの都市を巡る修行のような日程でした付き添い…

ここはどこ?雪って何?

信じられないかもしれませんが、今週撮った本学キャンパスの写真です( ̄口 ̄;) 新潟県南魚沼といえば、世界有数の豪雪地帯...のはずですが、今年は全く雪が降らず、地元開催の雪まつりも、相次いで中止の憂き目に遭っています(=。=|||) まるで南関東のような…

行政学の起源論争:アメリカ vs. ドイツ vs...

Woodrow Wilson(1856-1924)といえば、国際連盟創設に寄与したアメリカ合衆国第28代大統領として有名ですが、アメリカ政治学会会長及びプリンストン大学学長まで務めたWilsonの学術的貢献、特に行政学の創始者としての側面を知る人は少ない印象です。Wilson…

受験英語の変化

今日からセンター試験が始まりますが、英語に関する民間試験(TOEFL, IELTSなど)の導入延期など、しばらく大学受験に関する議論は混乱を極めそうです。個人的には、マーク式で並べられた単語を選んだり、並べ替えたりする試験を続けても、採点の公平性確保や…

ゴッホ展:早すぎる成熟

冬休みを利用し、上野で開催されたゴッホ展に行きました。アメリカ5大美術館(※)を制覇し、ゴッホ晩年の傑作を多く観てきましたが、ヨーロッパの美術館に所蔵されているゴッホ初期・中期の作品を観る機会はなかったので、ゴッホ・フリークの自分としては本当…

変わりゆくNewark

新年にラトガース大学PhD時代の元ルームメイト・アレンから、当時の仲間数人に対しメールが送られてきました (前ブログ愛読者にはお馴染みアレンが登場する過去記事1 2 3)。そこには、「久しぶりにNewarkに来てみたら、スゲー変わってて、ビビった」の一…