国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

大会に出られない悔しさ

普段野球を観るわけではないですが、夏の甲子園が中止と聞くと、高校時代に勉強もせず部活をしていた自分としては(過去記事)、複雑な気持ちになります(´・ω・`) 甲子園が中止なら、自分がしていた剣道や他のスポーツなども各種大会はなかったものと大体分かります。

 

3年間部活に打ち込んだ末、大会に出場できない高校生たちの気持ちは、少し理解できます。実は高校3年次、アキレス腱を断裂し、一応レギュラーだったにもかかわらず、夏の主要大会には出場できませんでした。自分が出場した最後の大会は県大会ベスト4で、全国大会は出場できないものの、関東大会は射程圏内でした。ところが、自分の代わりに急遽出場した後輩は活躍できず、残念ながらチームが再度ベスト4に進むことはありませんでした...

 

上記の記事について、秋の甲子園開催を支持しないというのは、今後の高校生のキャリアを考えて賛成なのですが、『多くの高校球児は、中止が決まればいつまでも拘泥することなく「その先」を向いて歩き始めるだろう。』というのは楽観的すぎると思います。今でも時々剣道で自分が夏の大会に出場できたなんて夢を見ますから(笑)

 

感傷に浸るのは大人だけで、高校生は意外とシッカリしているなんて思わないです。少なくとも自分は色々整理するのに時間がかかりました。部活不要論なども叫ばれる昨今ですが(参考)、もし部活が勝つためだけのものでないなら、部活に携わる大人が学生をどうケアするかが、高校スポーツの未来を決める鍵になると感じています。