国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

黒歴史も少しだけ白くできる

人間は完璧とはなりえないので、誰しも黒歴史があると思います。自分の場合は、大学の学部時代がそれです。新入生向け必修授業『総合政策学』にて、「4年間でやりたいことを見つけなさい!」と説教垂れているくせに、自分は何をしていいか分からず留年しかけたからです(^ ^;

 

そんな振り返りたくない学部時代ですが、本学に同い年の先生がいらっしゃり、さらに自分と同じく剣道をされ(過去記事)、慶應体育会剣道部の主将まで務めたとのことでしたΣ(゜ロ゜;) 剣道の部活は、実質高校で辞めたのですが、大学1年の初めは体育会剣道部に所属していました。退部後も1人の同級生とは、細々と付き合いが続きました... そして上記の先生を通じて、23年ぶりくらいにSNSで彼と話す機会がありましたm(_ _)m

 

大学入学当初、剣道を続けるつもりはありませんでした。ただ、彼に会って気持ちが揺らぎました。別の県でしたが、高校時代に何度か対戦していました。インターハイ・ベスト8まで勝ち上がった高校の中堅を務め、リスクを顧みない攻撃的な剣道が魅力的でした。守りを重視した弱気な剣道をしていた自分には、輝いて見えました。

 

ただ、残念ながら大学の体育会剣道部は強豪ともいえず、何より無駄に厳しい上下関係があり、新入生にとって剣道を楽しめるような環境ではありませんでした(´・ω・`)彼も後に部活と距離を置くようになるのですが、剣道推薦で入学した当初に辞めるわけにはいきませんでした。そういう意味で、自分だけ先に逃げ出したような罪悪感がありました。

 

大学4年になって、彼が部活と距離を置くようになってから、地元の道場で少しだけ一緒に剣道をしました。久しぶりに竹刀を握り、小学1年生から続けた剣道に別れを言って、別の道に進むことができました。こうして23年も経って、剣道界で活躍し続ける彼と再会でき、少しだけ大学時代を明るく思い返すことができましたd(- -)