国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

綸言汗のごとし

酷暑の中ゼミの現地調査で訪れた相模湖 

7月半ばに春学期の授業が終わり、今は採点に追われる時期です。それでも少しずつ時間に余裕が出始め、学部で出版する本の章を書き終えました(≧∇≦)日本の大学に所属している以上、日本語の執筆依頼はある程度引き受けなくてはいけません。ただ、自分の目標は世界レベルの行政学者になることですから、とにかく早く終わらせたかったです!これで夏季休校中は英語論文に集中できます(☆゜д゜)

 

初めは嫌々書いていた章でしたが、学ぶことも多かったです。学際的な研究の方法論について高校生・学部生向けに分かりやすく説明するのが狙いでしたが、平易な言葉で書くには深い理解が必要だと感じました。誰かの依頼で執筆するのは好きではないですが、自分の世界が広がるということも心に留めておくべきだと思いました。

 

よく考えてみれば、自分も学生にレポートを課し、つまり執筆依頼をして、学生の知見を広げさせようとしています。どの授業でも、提出期限の遅れや手抜きのレポートに舌打ちしていましたが、他人のことはあまり言えないなと(^ ^; 偉そうに教壇で説教垂れる仕事ですから、せめて自分は締め切りを守って、嫌な仕事も一生懸命こなそうと採点しながら自戒しています( ´・ω・)

 

今学期前半では、体育・語学を除けば本学唯一の必修授業『総合政策学』を担当し、330名を前に説教していました。たしかグループ発表の際は、「厳しい競争であるほど、置きに行っては勝てない。思い切って自分のアイディアをぶつけほしい!」とかのたまわった気がします(-_-) そんなこと言ってる奴が、今夏どれだけ結果を残せるか乞うご期待ください...