国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

2023-01-01から1年間の記事一覧

来年もあきらめない

年末年始は束の間とはいえ、研究に集中できます(T^T) 授業や事務をしていると、「世界トップの行政学者」を目指している自分をすっかり忘れてしまいます(-_-||| 特に学生を教えていると、「先生」とか呼ばれて偉くなったと勘違いしてしまいがちです。研究者…

量的研究と質的研究の対立

政治学では主にデータ分析をする量的研究の先生と、事例やインタビューを分析する質的研究の先生とのバトルが激しくなっています(-_-||| 事の発端は、3人の国際政治学者による雑誌の対談における以下の発言でした: 統計により人間の営みを全て理解しようと…

中堅教員の心得

40歳で新米教員となった際に、アカデミアで生き残るための心得について記事を書きました(過去記事)。あれから5年半...状況は変わり、先輩教員にそこまで気を遣わなくてもクビにならない任期なしの職に就きました。しかし、まだアカデミアで生き残ったと安心…

惰性でも続けていれば

夏が終わった。単著論文1本とんでもない学術誌に提出した。夏季休暇中の9月に平日でキャンパスにいなかった日は、ゼミ合宿を除けば2日だけだった。もっと旅行したり、映画を観たり、美術館に行けばよかったのかもしれない... 大学受験や資格試験のように、ガ…

塾員でもない教員の夏

夏の甲子園は盛り上がっていました...塾員(慶應の卒業生)ではない自分は教員でありながら、三田会には入れません。しかし、107年ぶりの優勝の雰囲気だけは味わいたく、恐れ多くもパブリック・ビューイングで決勝を応援してしまいました(・_・;) 1点入る…

ChatGPTと過ごす夏❤

正直ChatGPTの恩恵を世界で最も受けているのは自分ではないかと思っています。なんじゃこの英語を書くNon-nativeを助けるために生まれてきたようなAIは(゚ロ゚ノ)ノ ありがとう!!!!! 先週春学期の講義が終わり、採点まで1週間空いたので久しぶりに論文執筆に…

満身創痍の研究発表

6/24(土)-25(日)に福岡大学で開催された計量・数理政治研究会で研究発表してきました... 普通は福岡の屋台で舌鼓を打ちながら、優秀な計量政治学者と語らうヽ(・∀・)ノ ワチョーイ♪ みたいなこと考えるじゃないですか... 最近の自分の健康状態はすこぶる悪く(過去記…

他分野への挑戦

深刻な痛風症状を克服し2週間で授業等に復帰しましたが(先月記事) 、週末の学会などもあり現在まで炎症が完全に収まっていません(^ ^; 昼に授業や事務をこなすため想像以上の事務量...新潟帰りたい、夜に研究するのですが、ほぼ意味のない深淵なる世界に入り…

新事実!無理をすると体を壊す

最近の自分が不甲斐なく(先月記事)、「もっと頑張らなくては!」と文字通り寝食を忘れて論文に取り組んだ結果...痛風を再発しました(T^T) 発熱を伴う史上最悪の症状で、先週末の発症から1週間経った今も歩けません(・ω・、) お酒も飲まず脂ものも食べていな…

負けに備える

5か月半待った挙句...審査は不合格でした(先月記事)。トップジャーナル2誌の審査&修正だけで1年半以上を費やしてしまった(・ε・`*) 審査員からはデータが古いという指摘が大半だったので、あと数年かけてでも新たなデータを収集し、またトップジャーナルに…

散々な結果

残念な結果しかなかった2月ですが、本ブログはどんな状況でもあきらめず立ち上がる才能ない行政学者の記録ですので、不本意ながらご報告いたします(´・ω・`) まず、オランダで開催される最も大きな行政国際学会へのプロポーザルは、落とされました(-д-;…

早熟のシーレと遅咲きのリヒター

今月は論文審査の結果をお知らせできると思ったのですが... 90日以内で終わるはずの審査は既に110日を超えました(´・ω・`) とはいえ、結果を自分から聞くのも怖いですし、久しぶりに美術展のレビューをお届けしようと思います! エゴン・シーレは、流行り病の…