国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

惰性でも続けていれば

夏が終わった。単著論文1本とんでもない学術誌に提出した。夏季休暇中の9月に平日でキャンパスにいなかった日は、ゼミ合宿を除けば2日だけだった。もっと旅行したり、映画を観たり、美術館に行けばよかったのかもしれない...

 

大学受験や資格試験のように、ガムシャラに机に向かうことはない。文章を書くのは遅く、1日中机に向かって1パラグラフも書けない日もあった。データ処理は雑用のような作業で、「面倒くさい」を連呼してなんとか数字を埋めた。惰性でも机に座っていたから、何かが書き上がる。

 

華やかさなんて欠片もない生活で、人生損しているように思う。しかし、才能もないのに、世界トップレベルを目指すと宣えば、こんな生活になる。微々たる努力だが報われる保証はない、失っているものの価値も分からない、ただ後悔はない。