国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

来年もあきらめない

年末年始は束の間とはいえ、研究に集中できます(T^T) 授業や事務をしていると、「世界トップの行政学者」を目指している自分をすっかり忘れてしまいます(-_-||| 特に学生を教えていると、「先生」とか呼ばれて偉くなったと勘違いしてしまいがちです。研究者として挑戦しなくなったら、教壇に立つ資格もないと自分に言い聞かせています。

 

今年取り組んだ他分野の学術誌への挑戦は甘くなく(過去記事1)、全く結果が出ておりません(^ ^; とはいえ、知識の幅を広げることは、長期的に専門である行政研究に必ず繋がると信じています(`・ω・´) この年末年始に長く練り上げてきた行政学論文を完成させ、しばらく掲載できていないトップジャーナルに返り咲くのが来年の目標です!

 

この論文は、自分が今後日本人行政学者として世界で闘うために、何をすべきか考えた末見出した「公共的価値 Public Value」に関するものです(* ̄ー ̄*) 年収など金銭的価値が過度に現代社会を支配していると、今の学生と対話しながら感じていました。そこで、医療、教育、スポーツなどの政策分野において、社会全体に資する価値が少しでもデータとして可視化できればと考えました。

 

もちろん、公共的価値なんてデータで測れない!というご批判はあるでしょう(過去記事2)... それでも可能な範囲で政策分析に組み込むことで、 将来世代が金銭優位でない多様な価値観を見出すきっかけになればと思っています。