国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

潜っている間は息ができない

秋学期が来週から始まるなんて信じられない(T^T) 異動後1年半が経ち痛感したことは、学期中に研究はできない!ということです... ただ、そんな恐怖感が怠惰な自分を突き動かし、今年の夏季休校期間はギリギリ合格点ぐらい研究に勤しみました(^ ^;

 

今夏の成果は、以下の3つでした:

(1)学部編集本の章(7月末に脱稿!)、(2)科学研究費申請書(9月初旬締切1週間前に提出!)、(3)審査不合格だった英語論文の大修正(conclusionあと数行で完成...)

 

(2)と(3)は、書いたからと言って結果が出るわけではありません。厳しい競争に勝つために、置きにいってはいけないと学生に説教している以上、結果はどうであれ思い切ったアイディアをぶつけようと心掛けました!(過去記事1)

 

しかし、才能ない自分がマシなアイディアをすぐに思いつくはずもありません。プロの研究者になって約5年が経ち強く感じることは、決められた構成に従って文章を書いたり、収集されたデータを分析することは、さほど大変ではなく充実感もあります。むしろ、進まない原稿を前に、納得できるアイディアが出るまで考え続けることが、一番辛いです。

 

以前は大量に論文を読んだり、英語や統計をストイックに勉強することで、良い研究ができると信じていました(前ブログ記事)。ただ、長く研究生活を続けていくうえで、結果が出ないこともあります(過去記事2)。自分のアイディアはまた駄目なんじゃないか...そんな不安に打ち勝ち、新しい研究を続けるためには、息継ぎをしなくてはいけないと考えるようになりました。ということで、今夏は将棋、美術鑑賞、国内旅行を絡めながら研究を進めてみました... 結果が出なければ、ただ遊んでただけになりますけどね( ̄ー ̄; 

 

最後に、自分の研究の支えになっている家族、友人、学生に感謝しながら、今夏のテーマ曲だったNICO Touches the Wallの『Diver』(NARUTO-ナルト- OP)とともに締めさせて頂きます(`・ω・´)※本ブログ登場2回目w