国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

5度目の正直:R&R

一般的には『3度目の正直』という言葉が使われていますが、才能がない自分は3度挑戦したぐらいでは何も達成できないことを、図らずも証明してきました(-_-;) PhD受験も4度失敗し、5度目に合格。就職活動では数えきれないほど面接落ち...(前ブログ参照)。そして昨日5度目の論文提出で(過去記事)、何とかR&R(Revise&Resubmit 修正して再提出)の審査結果を頂くことができましたm(_ _)m

 

R&Rを頂いた学術誌は、トップジャーナルではありませんが、Impact Factorが2以上あり、Google Scholarの行政分野ランキングでTop 10にはランクしています。「自分はまだ終わっていない...ここから仕切り直しだ」と思わせてくれる学術誌です。久しぶりに受け取った朗報に、これほど気持ちが明るくなるのかと少し驚いている自分もいます(*´∇`)

 

初投稿から1年8か月はさすがに長すぎました... 「目の前の結果にこだわらず、日々坦々と研究に向かおう」と言い聞かせても、不合格を4度受け取りながら、モチベーションを維持するのは容易ではありません。ただ、その間研究の新しい方向性を模索したり、新たなサーベイを開始したり、試行錯誤するキッカケにはなりました。才能ないなりにもがいたことが、今後少しでも結果につながれば、もうちょっと楽しい研究生活が送れるのですが...そんなことは一切保証されていないのが、査読付き英文学術誌の厳しい現実です(^ ^;

 

ようやく論文を発表するチャンスを頂いたので、審査員からのコメントをもとに、気を引き締めて修正しようと思います!トップジャーナルでなくとも、目の前の論文にベストを尽くすことでしか、次に繋がっていかないと思うのです。結果が出ない論文には早めに見切りをつけるのが効率的...という話も聞きますが、「あきらめない」ことだけが武器の研究者は、遠回りを厭わず鼻歌まじりに歩き続けるのです(´ε`)