国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

天使?悪魔?学部生対応方針

今週秋学期の授業を全て終えました(・д・`*)ハァ 人生初の日本語講義を担当し(過去記事)、四苦八苦しながら日本の18~20歳前半の若者と触れ合いました。本当に反省点の多い学期で、同じ過ちを繰り返さないよう、今後の学部生対応方針を記しておこうと思います:

 

1.出席は取る!

 日本語授業を担当するにあたり、ある偉い先生からアドバイスを頂きましたm(_ _)m すると「優秀な奴は出席して良い成績を取る。出席は学生の自主性に任せる。」とのこと。そこで権威に弱い自分は、出席を取らない授業を実施てみました...ただ、有名教授でもない自分の授業では、出席を取らないと学生が来ない(T^T)

 授業に出席すれば解けるクイズを出題して、インセンティブを与えたのですが、授業後半になるほど学生が減っていきました。結局最後は1/4しか出席していませんでした。勿論自分の授業がクソつまらないのでしょうが(o`・з´・) アメリカでも前職でも学生からの授業評価は高く、受講者数も多かったため正直ショックでした。

 あまりに学生が来ないと、自分のモチベーションが保てないです(´・-・。)活気あるアメリカの教室に帰りたい 授業準備をしっかりして、国際的に最先端の行政を教えるので、今後出席を取らせください!

 

2.例外は作らない!

 単位が欲しい学生が、様々な理由をつけて、遅れた課題の採点などを要求してきます。「先生の授業に感銘を受け、毎回出席し課題を提出したかったのですが、〇〇の事情により出来ませんでした(´□`。)」とか言ってきます。授業に出席せず勉強しなかった自分の大学時代を思い出すと学生に授業の出席を求める資格ない、つい甘くなってしまいます。そこで例外的に遅れた課題などを採点し、単位ギリギリの点数が満たされると...その学生は授業に来なくなりました(# ゚Д゚) 授業に出席せず単位を落とす学生の方がマシだ... 人の好意を踏みにじるようなことはしてないでほしいo(TヘTo) 

 

3.頑張る学生を応援する!

 こちらが学生に何か伝えようとしても、本人たちが求めていないならしょうがないと感じた学期でした。大学の授業以外にやりたいことが見つかったなら、単位さえ取れれば良いと考えるのも頷けます。ただ、雨の日も風の日も授業に出席し、熱心に聴講してくれた学生たちには本当に感謝したいですm(_ _)m 出席が少ないことを愚痴ると、「先生の授業は面白いです!自信もって!!」と励ましてくれましたどっちが大人か分からない(笑) 受講してくれる学生にとって有意義な時間を提供できるよう、今後も向上心を持って励みたいと思います。