国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

行政しない行政ゼミ

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宮ケ瀬ダム

今週研究会(ゼミ)の最終発表を終え、卒業生第1号を送り出しました。新任教員のゼミに1人4年生として所属してくれて、下級生を牽引してくれました。合宿や飲み会で盛大に送り出したかったのですが(´・-・。)会食・宿泊を伴う活動は現在禁止されているため、発表後にゼミ生全員でSFCから車で約1時間の距離にある宮ケ瀬ダムへ見学に行きました。

 

全員20歳を超えたと思うのですが、途中の吊り橋をジャンプして揺らすなど無邪気にはしゃぐゼミ生もいました(笑) 普段はテキトーなのに、プレゼンだけは口うるさく指導する教員に応え、みんな良い発表をしてくれたので、充実感と開放感溢れる現場見学になりました。

 

ゼミ生はみな素直で、私の指導を真摯に受け止めてくれるのですが... 1つだけ不満があります(。-`ω´-) 公務員志望者がほとんどいない!確かに自分の行政の授業は、あまり公務員試験の役に立ちません(過去記事)。とはいえ、公務員にならないで!と言っているわけではないですからヽ(≧Д≦)ノ

 

卒業生第1号が就職活動を頑張ってくれたのはいいのですが、最大手の信託銀行に就職します(  ゚ ▽ ゚ ;)エッ! これに触発されたのか、公務員志望だった学生まで民間企業に志望替えする始末... 「自分の熱い気持ち伝わってる?行政の大切さと複雑さを教えてるじゃない!」と言ったら、「先生の話を聞いているうちに、行政は難しいと思うようになりました...」だそうです(; ̄д ̄)

 

これから続く卒業生の大半が銀行家になったらどうしよう... 未だに五里霧中のゼミなのです(^ ^;