国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

民主主義のために起業する22歳

中年の皆さん、22歳の時何をされていましたか?自分はモラトリアム真っ只中で、運よく大学院進学を決め、実はまだロックスターを目指していました(´∀`)(参考記事)

 

そんな元ダメ学生の元に、デジタル技術を活用して市民の政治・行政参加を推進したいと起業した1人の若者が相談に来ました。株式会社Liquitousの栗本佑幸さん(22)です。SFCの学生(休学して活動中)です。

 

お話を伺わせて頂くと、スマートシティなど行政サービスのデジタル化ばかりが注目され、市民の政治・行政参加の仕組みについてはデジタル化の文脈で議論されていないとのこと。いや、それ自分の問題意識とすごく合致するのですが... 22歳ですよね(^ ^; こちらはわざわざアメリカで死ぬ思いして、PhDとかいう横文字の学位を取って、ようやく得た気づきなのですが...

 

政治・行政参加を推進するデジタル・プラットフォームづくりなんて、儲かる話でもないのですが、そんなことは気にせず志のままに高知、奈良、埼玉など各地を飛び回り活動されています。志ある若手起業家に人は魅せられるのでしょう。最近メディアにもよく取り上げられ、UNDPからイノベーション最優秀賞も頂いたそうです。

 

そんな若手起業家には嫉妬心しかないですけどねw そこを抑えつつ、日本では肩書だけが取り柄の自分が、栗本さんとLiquitousの活動をできる限り応援していこうと思います。