国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

自分なりのオリンピック

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今週は、自転車ロードレースのオリンピック・ボランティアとして活動するため、都内でホテル生活をしております。無観客のためオリンピック周辺施設のビジネス・ホテルが格安となっておりまして、意外な形で恩恵を受けています(^ ^; 22日までに予行演習を終え、明日7時半からとうとう活動本番です!

 

当初運転手としてオファーがあったのですが、都内の運転はとてもできないので断っていました(過去記事1)。その後昨年末に新たなオファーを頂きました。自転車ロードレースのチームにGPSを配布するお仕事で、英語も活用でき、結果的には何らかの形でオリンピックに携われて本当に良かったと思っています(* ̄ー ̄*)

 

コロナ渦において、オリンピック・パラリンピックに対し様々な意見があることは承知しています。オリパラ研究で、初めて大型の研究費を頂いたこともあり、自分はどうしてもオリパラ開催支持に偏ってしまいます(過去記事2)。ただ、本研究は、予定通りオリパラ開催の社会への影響を計量的に測ることはできません。だからといって、泣き寝入りするつもりもありません。このボランティア活動も、Participant Observation(参与観察)という質的手法の1つです。

 

東京2020は、日本人にとって2度目の敗戦ともいうべきものかもしれません。拡大するコロナ感染、多額の負債、混乱する政治・行政... 負のレガシーを私たちの世代はどう克服していくのか。データとともに英語で発表できる研究者はそれほど多くないはずです。自分なりの役割を果たしたいと思います。