国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

出しゃばりボランティア

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備前のスタート地点

先週末オリンピック自転車ロードレースのボランティアとして参加しました(先週記事)。日本の運営側とタイム計測等を担当するOMEGAとの行き違いもあり、予想外の大きな役割を果たすことになりました。

 

日本の運営は、予行演習の際にOMEGAチームから私たちボランティア(8名ほど)に、タイム計測等に必要なGPSの選手への配布・取付けの研修をしてもらう予定でした。しかし、OMEGAチームは予行演習には現れませんでした(ー△ー;)結局その日は特にすることもなく、日本の運営スタッフから想定される仕事の段取りを伺いました。

 

大会本番当日、OMEGAチームは日本の運営が想定していた方法とは全く異なる方法でGPSを配布することが分かり、ボランティアには仕事がほとんどないと知らされました。途方に暮れていると、私だけ英語が話せるとのことから、OMEGAチームの補助を急遽することになりました。

 

OMEGAチームはスイス出身の50~30代男性3人で、日本の運営の緊迫した雰囲気とはかけ離れた、脱力感に溢れた陽気な方々でした(笑) その日その場の状況を見て仕事をすればいいと考えているので、日本の運営の事前メールなどは無視していたようです(^ ^;

 

ウガンダでは欧州の方と仕事をしていたこともあり(前ブログ記事)、お望み通りの補助ができたようで、かなり気に入ってもらいました。大会本番初日は、チームの一員かのように、セレモニーにおいて選手にGPSを直接渡すような仕事もしました。ここでは言えない下世話な話でも盛り上がりましたd(- -)

 

ところが、女子自転車ロードレースが行われる大会2日目に、日本の運営スタッフ及び他のボランティアの方からお叱りを受けることになります:

 

「私たちあまり役に立たないかもしれませんけど、少しはできることもあると思うんで、一緒に仕事させてもらえませんか!」
 

Σ(゚□゚;)ハッ 周りのことを考えず、1人だけOMEGAチームと楽しそうに仕事していた自分を猛省しました(´・ω・`)ということで、2日目はOMEGAチームの指示を通訳し、他のボランティアの方と一緒に仕事をすることになりました... OMEGAチームはやや面倒臭そうにしていましたが、これがボランティア全体で大会を支えるオリンピック本来の姿と感じました(´-ω-`)

 

40過ぎても周りが見えず、調子に乗ってしまう性格に辟易としながらも、OMGEAチームのリーダーがこっそり自分にくれたバッジは、一生の思い出になると思います。

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