国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

隣の芝生が眩しい

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今週金曜は、東大で定期開催されている労働経済研究会に呼んで頂き、自分の研究発表に加え、日本経済学ホープの皆さんに行政学がどんな学問かもお話しさせて頂きましたm(_ _)m

 

行政学では偉そうに国際化を標榜しておりますが (参考記事)、経済学は随分前から英文学術誌への論文掲載が第一の業績とされ、東大に限らず大学教員の皆さんは立派な論文実績を持っておられます。

 

研究会では若手の院生を中心に、批判的な視点を含め活発に議論が展開され、門外漢の自分に対しても率直なフィードバックを貰えたのはすごく嬉しかったです(ノ^-^)ノ 行政学では、自分みたいな駆け出し研究者が最も英語論文の実績がある部類でして... 特に統計を用いた分析手法を批判してもらえないのは、日本で研究するうえで不利な点だと感じていました(=。=|||)

 

とはいえ、アメリカでは行政の若手研究者が、経済学・政治学で国際的に活躍する研究者と交流するのは難しいですし、日本という狭い学界だからこそ、行政学若手代表という形で他分野の研究会にも呼んで頂けるのだと思います。他分野から頂いた刺激を行政学界に還元し、日本行政研究がもう少しだけ国際的に認知されるよう、他の若手研究者と一緒に頑張っていきたいです!