国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

危機はきっと成長のとき...

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Dorakima725さんによる写真ACからの写真 

新型コロナ感染拡大に伴い、様々な変化に直面することとなりました。悲観してもしょうがないので、何事も前向きに捉えていこうと言い聞かせた1週間でした(`・ω・´)

 

オリンピックの延期が発表され、今年の開催を前提にデザインした4年間の社会実験は(参考記事)、オリンピックの長期的効果を測定する当初の目的から鑑みると、厳密性を失うことになります(=。=|||) それでも、新型コロナ感染拡大を乗り越えて、オリンピックが1年後に期待した効果を地域社会にもたらすのかという研究課題は面白いように思います。是非論文審査員の方には、研究目的の変更を寛容に評価してほしい(゚ー゚;

 

また、本学では4月からの授業実施にあたり、東京在住の先生方については全員オンラインで授業し、自分含め新潟に居を構える教員は学生の密集度を下げるため、クラスを2つに分け、片方のクラスがビデオで授業を受ける方式を採用する予定です。田舎にある全寮制の大学院である本学は、教員と学生の密接な関係を強みにしてきました。教員と学生との直瀬対話、学生間での活発な議論、また現場への視察などが失われるのは淋しい限りです。限られた環境で、学生に行政学や研究方法論の醍醐味をどこまで伝えられるか、いつもと異なる授業方法を模索していますd(-д☆)

 

 何気なく過ごしていた平穏な日常が、これほど有難く感じることはなく、平和ボケも甚だしいと反省しています(´・ω・`) この危機に伴う変化を学びや成長の機会と捉え、研究者・教育者としての役割を全うしようと思います。