国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

2019-01-01から1年間の記事一覧

パーティーができること

日本でパーティーをしていると話すと、「パリピ」扱いされ遊び人のイメージがつきそうですが( ̄▽ ̄;) 国際的には音楽をガンガン鳴らすパーティーから、よりフォーマルな社交パーティーまで色々あります。後者のようなパーティーで、どのように振舞うかを知…

日本行政学会@新潟

今週末は新潟大学で開催された日本行政学会に、参加してきました。本学と同県なので近いと思われるかもしれませんが、新潟最南端の南魚沼市から新潟市の外れにある新潟大学まで新幹線と在来線を乗り継いで1時間半ぐらいかかります(^ ^; 日本行政学会では、…

投票権のないディレクター

先月より意図せずして、本学の公共経営・政策分析プログラムのディレクターなんていう大そうな肩書を頂いておりますが (過去記事)... 実は自分には教授会で重要事項を決める際の投票権がありません(´ε`) 本学の規定で、2年以上在籍していない教員には投票…

倫理と行政:楽観主義も必要

最近日本では官僚の不適切な忖度、統計不正、裏口入学関与など残念なニュースがメディアを騒がせており、「日本の官僚は倫理観が欠如している!」と叩かれているのですが、そもそも行政官に求められる倫理って何なの?...という疑問を持ったりしないでしょう…

学生のおかげでメディア・デビュー!?

連休初日に本学の文化祭(International Festival)が開催されました。普通、学生平均29歳の大学院大学に文化祭とかないと思うんですが(^ ^; 毎年、若い日本の高校生や大学生に負けないぐらいハジケています! 目玉企画の一つが、南魚沼市と主催した「握飯世界…

追悼:初めての学生

23日夜、本学にてスリランカ爆破テロの犠牲者に向けた追悼式が執り行われ、自分もこれに参加しました (ニュース記事)。本学にはスリランカ出身の教員が在籍し、毎年留学生も受け入れており、深い繋がりがあります。 テロ事件とは別の話なのですが、昨年自…

春は来たけど...自分の春は遠い

新潟県南魚沼にも、ようやく春が来ました。本学キャンパスの桜も色づき、雪が残る八海山と絶妙なコントラストを見せてくれています。4月初めにも大粒の雪が降るなんて、千葉・茨城で育った自分には想像も出来ないことでした。 決心して日本に戻ったはずなの…

論文審査不合格

今週木曜、行政トップジャーナルの1つ(※)から、論文審査不合格の通知を受けました(T-T) 翌日朝から授業があるのに、当日夜はあまり眠れませんでした(=。=|||) なんとか授業をこなし1日をやり過ごして学生の皆さんゴメンナサイ、湧いてきた感情は...「あき…

嫌われるのも仕事のうち

今週から春学期(4~6月)が始まり、前の冬学期(1~3月)の成績が公表されました。ほぼ恒例行事のように、学生が突然オフィスに押しかけるか、メールで成績について不満を言ってきます(=。=|||) アメリカで教え始めた頃から、学生からの成績変更の陳情に対処する…

2年目:2つのニュース

本日は新年号「令和」の発表に、日本中の関心が集まったところですが、2年目を迎えるこの駄ブログは、非常に個人的な2つのニュースをお伝えいたします(^ ^; まず一つ目は、本日付けで自分が所属する国際大学国際関係学研究科公共経営・政策分析プログラム…

これからのイチロー世代

自分のような輩が口を出すのもはばかれますが、先日引退を発表されたイチロー選手が、2013年のインタビューで年齢について以下のように語ったことをメモしてあります: 「年齢(とし)だから...」といって、新しいものへの対応を諦めて、ストレスから解放され…

お願いだから修論書いて(T^T)

自分が所属する国際関係学研究科では、全員が修士論文を提出し、指導教授以外の教授から審査を受け、その内容が修了要件を満たしていると認められる必要があります(来年度から授業を多く取り、短めの研究レポートを書く選択肢が認められる)。 3月29日が論…

コンプライアンス優先飲み会

昨日は本学に在籍する日本人学生の方に声をかけ、交流会を開きました。本学は日本人割合が約10%と少なめですが、多くの方が企業からの派遣です (国際大学は経団連など財界が設立した大学院大学です)。現在学生とはいえ、卒業後はスポンサー企業の社員とな…

タジキスタン:平和を噛みしめる人々

首都ドゥシャンベの中心街を丘から 3月2日夜に9日間に及ぶタジキスタン出張から戻ってきました。標高5000~7000m級の山々に囲まれた国で、人口は800万人ほど。1992~1997年の内戦により、国民の約10人に1人が亡くなった悲しい過去を引きずる国です。内…

現場の感覚

タジキスタン出張の道中、カザフスタンのホテルからブログ更新しています(゚ー゚; 日本政府の奨学金を受けて、本学に留学する若手公務員を面接するのが目的です。 公務というだけあって、2回のトランジットを含む旅程から、航空チケット、ホテルの手配に至る…

バレンタインの傷を癒せるのは...行政学者

本ブログ記事は、勇気を出してチョコを渡したのにフラれたり、なかなかチョコを渡せなかったり、あるいは、チョコを渡してよい雰囲気になったのに二股されていた女性の皆様にお送りしています。 あなたはもしかしたら、何事もクールに対処し、難しい問題も客…

アイドルは「拝みに行く」(_人_)

自分が応援するハロプロではありませんが、「会いに行ける」アイドルを標榜するAKBグループで大変悲しい事件がありました (参考ウェブ記事)。AKBグループでは以前にも傷害事件があり、今回のことを最後にステージに立つアイドルの安全が脅かされることが決し…

書き続ける 変わり続ける

夏から取り組んでいる論文をようやく書き終えまして(過去記事)、自分の筆の遅さに辟易しながらも、納得するまで論文に向き合った事実だけは嬉しく思います。性懲りもなくまた行政トップジャーナルの1つに論文を提出するわけですが(^ ^; 「結果がダメでもし…

フェルメール展:日常を映し出す光と影

今週初めに、東京で実施したインタビューの帰りに、日本美術展史上最大のフェルメール展に行ってきました! 美術の知識は大してありませんが、これまでアメリカ5大美術館(メトロポリタン、DC National Gallary、シカゴ、ボストン、フィラデルフィア)をそれ…

センター試験失敗とその後

今週末はセンター試験ですが、個人的には非常に苦い思い出のある試験です(前ブログ記事)。英語は102-105/200点で、数学I・IIも56-58/100点と酷い出来でした。高校時代部活ばかりしていたことに加え(過去記事)、試験前日に39度の熱を出したのは痛恨の極みでし…

大学院ゼミは命がけ!?

大学のゼミは日本特有の教育システムだと思うのですが、欧米型の大学院を謳う本学でも採用されており、修士論文などへの少人数指導を売りにしています。正直、教員にとってはかなりの負担で、優秀で真面目な学生を指導するのはやりがいもありますが、やる気…

方法論学会:新年は少し休みたい (´ε`)

新年早々京都の同志社大学で、政治方法論 (political methodology)の国際学会が開催され、昨日自分の研究発表と学生セッションの司会をなんとか無事に(!?)終えましたε=(-ω―;)フーッ 政治方法論は、日本人が国際的に活躍する数少ない政治学分野で、トップジャ…