国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

大学院ゼミは命がけ!?

大学のゼミは日本特有の教育システムだと思うのですが、欧米型の大学院を謳う本学でも採用されており、修士論文などへの少人数指導を売りにしています。正直、教員にとってはかなりの負担で、優秀で真面目な学生を指導するのはやりがいもありますが、やる気がない学生を鼓舞して論文を書かせるのは骨が折れます(=。=|||)

 

修士論文の締め切りが3月末に迫るなか、うちのゼミでも全く論文が進んでいない学生がおり、なぜそんなにやる気がないのか聞きたいところですが... そんなこと聞いても状況は改善されません。パワハラにならないよう優しく論文の構成・書き方(たぶん既に3回は説明した)を個別指導し、笑顔で「一緒に論文を終わらせよう!」と約束しました小中学校時代の宿題でこんな指導を受けた記憶が...

 

上記ニュースのような教育熱心な先生を心から尊敬しますが、教員不足によりゼミ生の数が増えることを嫌がる先生の気持ちも本当によく分かります(≧へ≦)  熱心に指導しすぎればパワハラ、笑顔で優しく接しすぎるとセクハラで訴えられるのではと... 恐る恐る学生と接する日々が続きます(((;゚д゚)))ガクブル ※

※世知辛い日本の大学教員事情の一端をシェアしたいと思い、大げさに書きました(^ ^; 普段は学生と楽しくやっています!