国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

日本行政学会@新潟

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今週末は新潟大学で開催された日本行政学会に、参加してきました。本学と同県なので近いと思われるかもしれませんが、新潟最南端の南魚沼市から新潟市の外れにある新潟大学まで新幹線と在来線を乗り継いで1時間半ぐらいかかります(^ ^;

 

日本行政学会では、任期なしの大学教員の職を得た若手が、お披露目の意味で研究発表する伝統があり、まだテニュア(永久在職権)のない自分に発表の機会はありません。そんな伝統的基準も、来年より発表論文を公募で募り、学会事務局で審査する制度を一部導入するとのことでしたので、ようやく国際基準に近づくことになりそうです。既存の制度を見直し、行政研究の質を上げようと奮闘する先輩方の努力の賜物といえますm(_ _)m

 

発表がなくとも、普段LINEで繋がっている若手研究者や、自分の英語論文にも関心を払ってくれる少し上の先輩方と会えるのは本当に楽しみでした!日本ではそれほど大きな分野とはいえませんが、自分が所属する場所があるのは有難いですし、飲み会でも先輩・若手含め皆さんに自分の進展がない婚活を心配して頂きました(;´∀`)

 

一方で、研究発表においては、スライドなしで原稿を棒読みしながら、25分という十分な持ち時間(国際学会は15分以下が標準)を大幅に超過し、貴重な質疑応答の時間を削ることを厭わない発表者の数々に辟易した2日間でもありました(=。=|||)