国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

これからのイチロー世代

自分のような輩が口を出すのもはばかれますが、先日引退を発表されたイチロー選手が、2013年のインタビューで年齢について以下のように語ったことをメモしてあります:

 

「年齢(とし)だから...」といって、新しいものへの対応を諦めて、ストレスから解放されるのは楽。年齢を取ることの風味を楽しみながら、挑戦していきたい。

※自分のメモ書きなので、イチロー選手の直接的な言葉とは、一部異なる部分があると思います。

 

ラトガース大学PhD在籍中に3度ほど、NYヤンキース球場でその雄姿を観戦する機会に恵まれました。そのうち1回は黒田投手、川崎選手、イチロー選手のそろい踏みと、本当に豪華な競演でした。選手としての現役を引退されても、きっとイチローさんなら、別の形で新たな挑戦を続けていかれるに違いありません。

 

自分たちの世代は最近ではアラフォー・クライシスなんて呼ばれ、暗いイメージもありますが、野球ではイチロー選手(4歳年上)、サッカーでは中田選手(1歳年上)が海外で活躍する姿を目の当たりにし刺激を受けた世代で、その点は本当に恵まれています。

 

スポーツ選手と比べ、研究者の現役生活は長く、自分の師匠Frank J. Thompsonのように、70代半ばを過ぎてもトップレベルの学術誌に論文を掲載し続ける方もいます学術誌の掲載スペースは限られていますし、そろそろ就職やテニュアを目指す若手に活躍の場を譲ってほしいんですけど(^ ^;

 

最近は新たに加わった役職の事務(※)に追われ、研究があまりできていません。しかし、イチローさんにも、様々な困難があったはずなのに、現役中に言い訳を口にした姿など見たこともありません。41歳にして始まったばかりの現役生活に、いつか後悔がないと胸を張れるよう、どんな状況でも研究者としての努力を怠らず、挑戦し続けていきたいです。

※ちょっと発表したいこともあり、次回は4月1日(月)以降にやや遅れてブログを更新します。どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m