国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

素晴らしき校閲ガール

物凄いスピードで、出版社SAGEから校正用の原稿が送られてきましたΣ( ̄Д ̄lll) 論文掲載の一報から(先週記事)、まだ10日しか経っていません... 出版社から著作権を買い上げ、購読ライセンスに関係なく誰でもダウンロードできるようにした(※)のと関係しているのでしょうか!? 最短でも1か月以上かかるものだと思っていました( ̄ー ̄;)

※オープンアクセスと呼ばれます。こうすることで論文を読む人が増え、引用数も伸びる傾向にあります。本学では第一著者としてあるレベルの学術誌に論文掲載が決まると、オープンアクセスの費用($3000ぐらい)を負担して頂けますm(_ _)m

 

年内にオンライン出版する予定のようで、3日以内に原稿を確認して返信しろとのお達し。せっかく将棋に没頭しながら、自堕落な週末を過ごそうと思っていたのに残念です(T^T) 渋々原稿の中身を見ると... なんと美しい校閲 Σ(・ω・ノ)ノ 図と表が整然と並べられ、文章も軽微な修正ながら明らかに改善されています!

しかし、そんな美しい仕事をする人は要求も厳しいものです。「できれば(if possible)、解像度の高い綺麗な図を送ってください。」とのこと。ただ、図を描くためのソフトillustratorは研究室のパソコンにしか入っておらず、千葉の自宅で作業はできません... Adobeに申し訳なく思いながら、7日間無料トライアル版をダウンロードして作業しています(^ ^; 作業後即アンインストール

 

たかが1本の論文ですが、資金援助してくれる大学、それを管理する職員さん、そしてイギリスのやり手校閲ガール... 色々な人のお世話になって初めて成り立つものだと実感しています。将棋三昧やアニメの一気見はもう少し我慢して、最後までしっかり仕事をしようと思います。