国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

ロマンティックな数学

コロナ感染が再度拡大し、連休に予定していた婚活もすっかり停滞していますが、こんなときこそオサレな話題作りに励みたい!来るべき時に備え、考え抜いた決め台詞がこれです:

 

無限の愛のもとでは、直線も平面も、2乗も3乗も、大きさに違いなんてないよ... 有限の世界の常識は僕らには通用しないのさ( ̄ー+ ̄)キラーン

 

「キャー!!!素敵ヾ(≧∇≦*)ノ」という声が既に聞こえてきそうな名セリフですが、この駄ブログを読んでくださる皆様に、日頃の感謝を込めて。。。なんと無料でご提供しますd(-д☆) どの場面で効果があるかは不明

 

このセリフで本当に決まるかは置いといて(^ ^; 一応数学的に根拠のある話です。直線上の点(例えば2)も平面上の点(2, 2)も、2乗(例えば7の2乗)も3乗(7の3乗)も1対1で対応できるなら、その数(濃度)は等しいです。それが無限の世界の理で、有限の世界の常識は通用しません... なんとロマンティックなんでしょう(´ー`*)

 

もちろん、こんなことを30代から数学を始めた自分が、自力で思いつく訳ありません(前ブログ記事)。大した知識がなくとも、数学の美しさを垣間見せてくれる良書があります。おかげさまで、数学嫌いはすっかり克服し、統計を応用してご飯を食べられるぐらいになりましたm(_ _)m 連休中外出できず悶々とされている方もいると思い、今回は面白くて役に立つ数学関連書籍3冊をご紹介したいと思います!

 

永野裕之. 2020. 『とてつもない数学』ダイヤモンド社

数学庶民の自分にも、数学の美しさと深淵が見えた気になれる奇跡の一冊!数学の定理だけでなく、これに関わった数学者たちの人間らしい物語もあり、数学を身近にさせてくれます。上記台詞の元ネタも収録されています。

 

黒木哲徳. 2001. 『なっとくする数学記号』講談社

自分を含め数学・統計の入り口で挫折する人の多くが、ミミズのような数学記号に圧倒されているだけだと思うのです。本書では連続的にではなく、記号毎に解説が付されており、分からない記号だけ辞書のように引くことができる便利さΣ(゚ロ゚ノ)ノ 統計モデルを読む際に重宝しています。

 

西内啓. 2017. 『統計学が最強の学問である[数学編]:データ分析と機械学習のための新しい教科書』ダイヤモンド社

累計50万部を超える異例の大ヒットとなった最強シリーズ!機械学習は統計の応用で、これに必要な数学の基礎を、四則計算から丁寧に分かりやすく教えてくれます。統計・機械学習を実践で使用する自分としては、もっと早くに知っておきたかった(=。=|||) と後悔するぐらい、難し過ぎる箇所を省き、必要な知識のみを驚くほど効率的に網羅しています!

 

そして私事になりますが(^ ^; 統計・機械学習の基礎に触れた方に、次のステップとしてお薦めなのが、8月5日(水)に開催されるZoom勉強会『Python機械学習 超入門』です!詳細はこちらの『行政研究のフロンティア』ホームページに掲載されています。顔や名前を隠しても参加可能ですので、興味がある方は是非ご参加くださいd(- -)