国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

久しぶり過ぎる論文採択

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IUJ公式Twitterより

魚沼地方の記録的な大雪のなかで生活していますが、週に1度ぐらいお天道様を拝めます。それは雪の降るなか一生懸命生活する人に与えられるご褒美のような瞬間です。太平洋側で冬でも太陽光を浴びながら育った自分は、真の太陽の眩しさを初めて知ったような気持ちになります。

 

今週2年半ぶりに論文が採択され、最終稿を提出しました。初の日本語論文で、行政研究の方法論について書きました。ここで日本の査読はそれほど厳しくないだろう、と甘く見ていたことを懺悔しますm(_ _)m 査読結果は薄氷を踏むような危うさで、なんとか修正依頼にこぎつけました(=。=)ふ~ 査読コメントも厳しいもので、修正は困難を極めましたが、お陰様で良い論文になったと思います!

 

若手研究者との共著論文で、自分が研究プロジェクトの中心的役割を担っていたため、掲載不可にされたらどうしようと怯えていました(((; ゚д゚))) 研究キャリアをこれから形成する彼らの貴重な時間と労力を無駄にしてしまうなんて、心の弱い自分にはきっと耐えられなかったでしょう(=。=|||) 英文学術誌に比べ、日本の査読付き行政学術誌は決して多くないため、チャンスは限られていました。

 

英文学術誌への論文掲載を最も重要な業績と見る国際派の先生方からは、日本語の論文なんて...という声もあるかもしれません。個人的には、英語論文の執筆をライフワークとしながら、今後も日本語の論文・書籍を少しずつ書いていくつもりです。英語論文は世界で日本の行政学の存在感を少しでも上げるため、日本語論文は日本行政に携わる多くの方々に読んでもらうためと今は考えています。