国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

驚くほど勉強しない学生がもたらす理不尽さ

先週に引き続き、進級要件などに関し様々な問題の対処に追われています(=。=|||) 少数の驚くほど勉強しない学生のために、自分の研究時間や、真面目な学生への論文指導の時間が削られることに、理不尽さしか感じません(-_-#)

 

自分が所属する公共経営・政策分析プログラムの学生全員が、何らかの形で奨学金を得ているため、「進級不可」のような判定を出す際には、国際協力機構JICAやアジア開発銀行などのスポンサー様と相談する必要があります。当然スポンサー様は、厳しい選考を経て送り込んだ留学生ですから、「何とか進級できないか」「修了させられないか」という反応をしてきます。この1週間は、ある学生がどれだけ勉強しなかったのか、問題行動がひどかったのかに関する報告作成に費やされました(´Д`)

 

自費でアメリカに修士留学し (前ブログ記事1)、奨学金を頂いたPhD留学中は土日も研究室に通っていた自分にとって (前ブログ記事2)、これほど辛い仕事はありません!さらに、血税より支出頂く4年間の科学研究費を執行する身でありながら、研究ができないなんて申し訳なさすぎる(T-T) 問題の張本人が、そんなこと気にする様子もなく、自分の研究室のドアを50分もノックし続けたり怖いので居留守した、他の教員や学生にも迷惑かけまくっている様子を聞き、あまりの理不尽さに辟易した1週間でした...