国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

公務員も人間です

いくらマルチタスクが大変でも(先週記事)、深夜に国会議員から説明の依頼を受ける国家公務員時代に比べたら、屁の河童ですd(- -) 自分でスケジュール調整をできるのが、大学教員と中央官庁の公務員との違いだと思います。研究を含めると仕事量は全体的に増えたと思いますが、研究のテーマや手法などは自分で決めることなので外的ストレスは少ないです...結果に対し自分で責任を負うのは思ったより大変ですけど(^ ^;

 

自分が霞が関にいた2002~2008は、小泉構造改革が推進されるなか、公務員批判が一層激しくなった時代で、道路公団総裁による債務超過隠しなどのスキャンダルも重なりました。公共事業の無駄遣いへの批判が高まり、出勤途中に卵を投げつけられた職員もいました... 夜遅くまで働いて、なんでこんなに批判されないといけないの(T^T) とやるせない気持ちになっていました。

 

自分が忘れもしないのはクリスマス・イブ、ある野党議員から質問が来る可能性があるとの連絡を受け、役所で待機しておりました...質問が来たのは深夜2時Σ(゚ロ゚ノ)ノ あの日キャンセルしたディナーのせいで、自分の婚期が遅れたと思っています!別の原因の可能性もわずかにあり

 

民主主義下において、官僚への批判がなされるのは健全なことですが、官僚にもモチベーションがあり、普通に家庭を持つことが許されるべき人間です。財政、外交、教育、インフラ、農業、医療、環境は、国民生活の基盤ともいえる大切な仕事です。女性を含め優秀な方が行政の仕事を続けられるよう職場環境を整えてほしいと以前から願っていました... ということで、ブログ主は上記運動に署名し、寄付もしましたd(-д☆) より多様で、柔軟な官僚制を応援したい!