国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

剣道の夏

f:id:shugo-shinohara:20180818002650j:plain

暑い夏が続くと、高校時代の剣道の合宿を思い出します。県大会ベスト4程度の中堅校でしたが、将来のことなど何も考えず、勉強ほったらかしで部活に打ち込んでいました。

 

特に高1の夏は40度近くの猛暑が続き、分厚い道着や防具を着ながら、空調のない体育館で、水も飲まず朝から長時間練習を続けるため、合宿中救急車でICU (集中治療室) に運ばれる生徒が2人も出ました( ̄▽ ̄;) にもかかわらず、保護者からクレームもなく、坦々と合宿が続く今では考えられない時代でした。

 

合宿中の名物が、ほぼ真っ黒い血尿です。中学時代にもピンク色ぐらいの血尿は経験していましたが、さすがに面食らったのを覚えています。また、キツイ練習で苛立つ先輩に、毎日のように殴られていたのも、しょうがないと受け止めていました(^ ^; ただ、練習後体育館の水道場で会うバスケ部の女子から、「うわぁ、くっさ!!!」と毎日罵られることには強い怒りを感じていましたヽ(`Д´)ノプンスカ

 

こんな話を書くと、帰宅部で女子とイチャイチャしていた元リア充高校生から同情されそうですが、どんな形でも頑張ったことにはご褒美があるものですd(- -) それは、我慢強さ、特に理不尽さに耐える力が鍛えられたことでした。

 

先日とても偉い方から、「英語論文を書くのを辞めて日本語で本を書け」とか「社会科学に数学や統計はいらない」という前時代的な訓示を飲み屋で3時間も頂いたのですが、暑い夏剣道に懸けた日々を思い出し、手元の割り箸を砕いて我慢することができました...ありがとうm(_ _)m