国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

銀河の歴史、再び...

自分が愛してやまないアニメの一つが、『銀河英雄伝説』(以下、銀英伝)です。累計発行部数1500万部を超える田中芳樹先生によるSF小説が原作で、10代のときテレビ・アニメシリーズを見て以来、かれこれ20年以上繰り返し見続けている唯一のアニメです。本ブログ右に表示されているプロフィール画像は、銀英伝の中心人物「ヤン・ウェンリー」のものです。

 

英伝は、皇帝と貴族が支配する「銀河帝国」と、帝国から脱出した人々が民主主義を掲げて建国した「自由惑星同盟」との対立を軸に描かれ、戦争における英雄たちの権謀術数にとどまらず、その背後にある政治・行政まで描くスペースオペラです。ヤン・ウェンリーは、「自由惑星同盟」側の主人公ともいえ、早く退役して歴史研究することを夢見る無欲な軍人ですが、その軍事戦略家としての才能ゆえに、歴史によって表舞台に立たされたような皮肉な設定が好きです。

 

そんなヤン・ウェンリーが、人が戦争を繰り返す理由を述べるセリフは、現実世界の争い大学内とかを見るとき必ず思い出します:

 

『人間は自分が悪であるという認識に耐えられるほどに強くはない。だから、それぞれの正義を信じてそれを他人に押しつけようとして戦うのさ。』

 

そんな銀英伝が、なんと本年4月よりリニューアルした新しいアニメとして放映されています!!!

旧作を長年見てきたファンとしては、BLのようなイケメン顔に変更されたキャラに当初憤りさえ感じていましたが... (以下、参考動画)

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 実際に毎週見始めると、イケメンな英雄たちを受け入れている自分がおり、最新グラフィックを使用した艦隊戦や、美しい主題歌は前作を上回るものですd(-д☆) 自分が大好きなアニメが、新しい世代に引き継がれることを有難く思いつつ、歳を取ったことを実感させられてもいます(^ ^;