国際派行政学者の挑戦

慶應SFCの教員。才能ないなりに世界レベルの行政学者を目指す40代独身男(負け組)のブログ -月1回ぐらい更新-

新たな挑戦:新潟から世界へ

f:id:shugo-shinohara:20180321022404j:plain

本ブログをはじめてご覧くださる皆様、こちらは思慮深い、鋭い洞察に溢れた国際派行政学者のブログ...とは程遠い未熟さゆえに失敗が絶えず40歳にして専任講師となったオールド・ルーキーの悲喜こもごもを綴るブログです。

 

そして、何よりも、前ブログ『35歳からのアメリカ行政学・公共経営PhD挑戦』から引き続き、こちらを訪れてくださった愛読者の皆様...お久しゅう御座います(T-T) この駄ブログを忘れずにいてくださった皆様には、感謝の言葉もございませんm(_ _)m 今後とも、是非ご贔屓に!!!そんな愛読者の皆様には既知のことですが、新しい読者様のために簡単な自己紹介から始めさせてください(ノ^-^)ノ

 

私は中堅私立大を卒業し、モラトリアムもあってY国立大学大学院に進み、その後霞が関のノンキャリ公務員として5年半働きました。数年キャリア様にお仕えするなかで、「俺、ご主人様たちより、頭いいんじゃね?」という大それたことが頭に浮かび...英語を勉強し、PhD受験するも3回失敗し、しょうがないから公務員辞めて自費でシラキュース大学マクスウェル行政大学院に留学し、2つ目の修士号を取得しました。

 

修士留学中、再度PhD受験に挑むも失敗しました。どうしてもPhDをあきらめきれず、在ウガンダ日本国大使館で2年期限付きの仕事をしながら、2012年最後と決めたPhD受験に挑み、ようやくラトガース大学行政大学院のPhDプログラムより奨学金付き合格を頂きました(= ̄人 ̄)アリガタヤ,アリガタヤ…  このとき既に35歳。28歳から始めたPhD受験に、7年以上の年月を費やした自分は、天才からは程遠い凡人です。長所を強いて挙げるならば、失敗を楽観的に受け止め「あきらめない」という一点と思われます(^ ^;

 

前ブログでは、ラトガース大学行政大学院にてPhDを4年で取得し (通常5~6年)、日本人として初めて行政トップジャーナルに論文を掲載するも(`・ω・´)ドヤ... アメリカで仕事がなく、昨年11月に日本のある大学から内々定を頂いたところまで報告させて頂きました。大学側の事情で、本日まで前ブログ読者の皆様に正式にご報告できないと分かり、自分の軽すぎる口を封じるため一旦ブログを終了し、新天地より本ブログを始めさせて頂きました。

 

PhD取得後1年半仕事もなく、インタビューに何度も失敗した自分を好条件で受け入れてくださったのは、経団連等財界が新潟県南魚沼市に設立した大学院大学国際大学」です。学部もなく、日本人の学生もほとんどいないため、国内の知名度は低いですが、自分が望んだ研究・教育環境が全てあると言い切れる本当に素晴らしい場所です。特に、1学期毎に1科目とゼミのみ教える授業負担は、欧米の1流研究大学と同等の好条件で、日本にいながらトップジャーナルへの論文掲載を続け、世界レベルの行政学者を目指すためにこれ以上の場所はありません。また、日本の学生時代には国際開発を志し、ウガンダインドネシアでも勤務したことから、Wolrd BankやJICAの奨学金を受けて本学に留学してきたアジア・アフリカの学生を教えることに、深い縁も感じています。雪深い田舎ですが、新幹線を使えば90分ほどで東京に行けますし、騒がしい都会から少し離れて研究・教育に集中できそうです。

 

ということで、先延ばしとなった愛読者様への就職報告も終え、ブログを一切更新できなかった空白の5か月をこちらの新ブログで今後埋めていくつもりです!また、国際大学での研究・教育の日々も、追々こちらで綴っていきますので、ご期待くださいd(-д☆) まずは来週から、千葉の実家に居候しながら、婚活 (これ一番重要)、スマホの習得、将棋の棋力向上、ハロプロの応援、日本人若手行政研究者たちとの出会い、そして研究グループ『行政研究のフロンティア』の起ち上げに全力を注いだ赴任までの日々をお送りします!!